4月頭に実施した模試の結果が届いたので中3生に渡した。
まずは現実を見据えることが肝心。そこに現れている結果は、小学校、いやその前からの積み重ね。中1・2にサボっていた、という簡単な話ではない。
結果を見ると一時的にはショックを受けて、一時的には気持ちが入るが、それはそう長く続くものではない。長く続いてくれればいいのだが、まあ甘くはない。人間そう皆強いわけではない。
ここからどうするか、を考えるのである。一心に高い意識を保って勉強しまくることはなかなか難しいので、学習全体の軸を立て、その時その時で様子を見、呼吸を測りながら、時には叱咤し、時には激励し、時にはビシッとしめ、時には少し緩めて。
当塾では、仮にサポートのスタッフを雇うとしても、この指導を塾長自身が全員分できる、という人数を超えて生徒募集をすることは当面はない(将来的にこの世界で生きていきたい人が来て十分にそれができるようになったら分からないが)。
闇雲に「勉強っぽいもの」をすればいいという問題ではなく、きちんと自らの中に「芯」をつくる。そして日常の些細なことからも有為な学びを得られるようにしていく。
模試の合格判定などは現状どうでもいい。全部10%でもいい。大切なのはその「芯」をつくるきっかけになるかどうかである。
そう都合よくいかないものだが、そこに意識を置いて指導をする。寺子屋はじめはそういう塾である。