テスト期間

当塾はいろんな学校の生徒がいるので(まだ少人数なのにほとんど学校が被ってない!)、テストの日程がバラッバラである。高校生や一貫校の中学生はもう中間考査終わったし、公立中は二期制なのもあってテストがこれから。個別対応しているので生徒にデメリットはないのだが、私の頭の中はちょっと交通整理しながらという感じですね。

最近思うのですが、中学生は学校が丁寧にテスト範囲を整理して配付してくれることが多いではないですか。ただ、高校に入るとわざわざ全科目の範囲を整理して配ってくれるなんてことはないわけですたいていは。

そうすると、自分で情報収集をしないといけない。授業時に先生が言うであろう試験範囲を正確にキャッチして控えておかねばならない。また、曖昧な場合もあり得る。その場合は、同級生と情報共有などを通してキャッチしておく。

これを、高校入っていきなり何のアナウンスもなく「やれ!」と言われても、まあ難しいですよね。結果として、よく分からないまま、フワッとした勉強をして、なんとなく点数が取れるような取れないような、という感じになってしまうなんてことがある。

じゃあ中学生の時にどういう鍛え方をしていればいいのかというと、まあ先生が重要な情報を語ったらメモを取れるようにという感じなのですが、まず第一歩としては、「試験範囲を覚える」ところからではないかなと。

これは教科書やワークのページ数の話ではなく、単元を正確に言えるか、という点。勉強が苦手な生徒はこれができない。

「理科はどこが出るん?」
「テープのところ」

こういうやりとりをしているようでは点数を取るのは難しいわけです。自分できっちり把握をするのが鍵。「範囲表をみないと分からない」ではあかんということ。「地理は関東・東北・北海道、歴史は明治維新から日露戦争の後まで」程度でいいので、しっかり覚えて言えるように、というのが結構大事なんじゃないかなーと。

それと同じくらい重視しているのが、テストの後、自分がどの教科で何点を取ったのかを覚えているかどうか。中学生なら、せいぜい2桁の数字が5つです。これを覚えていない場合は、あまり自分の点数に興味がないのかもしれない。まだまだ時間かかりそうやなぁと思うのです。

そういう意味では、中2の終わりから通ってくれてる中3生は成長してきてますね。普段の学校の小テストでも何点だったか教えてくれますし、範囲もけっこう見ないで言えるんですよ。国語のある単元のタイトルは何度も間違えますが。苦笑

点数は伸ばしてほしいんですよ。塾に通っている以上は。でもそういう細かいところで成長してきているのは嬉しいですよね。こういう成長を点数につなげていくのができたらいいなぁと思いながら、私もあれこれ知恵を絞って指導してます。

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