生徒と会話していて、三国志の話が通じないと大変もどかしい。笑
うーん、ソシャゲなんかでも孔明、関羽、呂布あたりは定番のキャラクターなんですけどねぇ。。。
小説なら、三国志演義の翻訳本もありますが、なんといっても吉川英治、柴田錬三郎、陳舜臣、北方謙三(敬称略)などなど歴代の大家が書いていますし、マンガなら横山光輝先生のものが有名ですが、個人的には『蒼天航路』もとても好き。ゲームなら、コーエーの三國志シリーズはもちろんのこと、三國無双はだいぶコンテンツ力が高かったと思います。「孔明の罠」なんてネットの世界では共通語みたいになってるでしょう。仮にネットのそういうカルチャーに疎かったとしても、孔明が三国志演義においてどう描かれているかを知っていれば、なんとなく意味の想像がつくというものです。
「三顧の礼」「白眉」「画餅に帰す」「水魚の交わり」「泣いて馬謖を斬る」なんかは三国志が出典ですからね。
私はマンガから入ってます。当時『小学六年生』って雑誌があったんですけど、それに連載されたやつですね。そこから興味を持って、家の本棚に置いてあった(これが環境として大切かつ人生のターニングポイントだったかも)吉川三国志を読破し、中1最初のテストで10位以内に入ったらWindows95でプレイ可能なコーエーの三國志を買ってと親にせがみ(買ってもらったのは「三國志6」)、日々プレイしているうちに何百人もの人物の名前と背景、中国のだいたいの地理が頭に入り、高校の世界史では中国部分は無敵、挙げ句の果てには中国文学科に進学し、漢文学を専攻する有様。今となっては漢文の勉強法について偉そうに語っちゃってますし、漢文を受験生に教えて飯を食っているという(漢文だけではありませんが)。人生わからないものですね。
今から読むなら、北方謙三先生の小説でしょう。とにかくみんなカッコイイ。呂布がかっこいいし、馬超の生き方には憧れすら抱いてしまいます。また、吉川英治先生の小説は鉄板です。中学生なら頑張れば読めるはず。日本人向け三国志の祖と呼んでもいいのではないでしょうか。
教室にも色々置こうとおもってます。まあ勉強になるっちゃなりますが、そういうのは二の次。純粋に面白いですから、ちょっとでも触れてみてほしいなあと思います。