中学準備演習〜大学受験に向けて〜のお知らせ

新中学1年生(現小学6年生)は、中学入学前に備えておきたいことがてんこ盛りです。

ただ、約1ヶ月あまりでできることは限られますから、「少なくともこれだけは」というのを絞ってしっかり固めておきましょう。

  • 漢字(語彙)の知識
  • 文のルール(主・述・修飾への意識)
  • 四則計算
  • 分数・小数・カッコつき計算
  • がい数
  • 割合と速さ
  • 比例・反比例
  • 図形の面積・体積
  • アルファベットの読み書き
  • 必須英単語

漢字の読み書きは言うに及ばず、部首の知識、熟語の構成の知識も必要です。
これからまた新たに常用漢字を多く覚えていく、未知の言葉に触れていくことになりますが、小学校でのペースとは比べ物にならない速さで吸収していかなければなりません。

算数。「計算はできる、図形や割合は苦手」という認識の保護者の方は多いのですが、私が見てきた多くの生徒は、十中八九、計算力が不足しています。
点数には表れない部分、きちんと見えていますか?
整数の四則計算が遅かったり、一瞬で出せる計算(25×4みたいな)を筆算したり、etc……。
計算が遅いとリソースを思考に回す以前で止まってしまうことが多いですから、そこを少しでも鍛えておくことが必要になります。

英語は小中の接続に問題があると私は認識しています。
小6生で英会話などに通っていない場合、ほとんど英単語が怪しい、なんならアルファベットが正しく書けるかも怪しいという状態から、中1の最初でbe動詞・一般動詞・canが混ざった文章を読まなければいけない。最初からつまずく生徒が年々増えています。500〜600語くらいは見て認識できるようにはしておきたいところです。

これらだけに絞っても、中学校入学前には到底終わりませんし、なんなら付け焼き刃にしかならないかもしれません。
勉強が苦手な生徒は、そもそもの勉強に向かう姿勢、取り組み方をゼロから指導になりますし、ある程度整ってくるまでに1年も2年もかかるものです。

ただ、入学前から始めておくことで、少しでも早くから学習の習慣づけができるのは確かなこと。
「入学してから〜」は部活が始まってしまうと「最初のテストで様子見て〜」「まずい教科が出てきたら〜」と先延ばしにする理由を探し始め、いざ始めてみたら志望には全然届かない、という事態になります。

当塾では、「大学受験五カ年計画」も始動いたします(決めたばかりなので名称は仮)。
高校生になってからの学習では、ある特定の学力ライン(複数)に立ちはだかる「壁」を現役中に超えることは極めて困難です。とにかく時間が足りない上、3年間受験勉強に没頭するわけでもない。
中学受験で一定以上のレベルに達している生徒たちは、中学校入学の段階で相当数の「壁」を超えた状態にあります。
「壁」までは高校3年間でも伸びる、しかし「壁」を超えることは難しい。なら、中学時代から意識的に「壁」のラインを一つ二つ破っておくことはできないものか?

そんなことを考えていて骨格が決まってきました。
中1の間は1年間かけて下準備をする。その後の5カ年というのが理想です。

ひとまず、今回掲げている「中学準備演習」は特別なことはやりません。
いつも通り、勉強への姿勢や日常生活の意識づくりからスタートし、個々人の状態に応じてとにかくマストなものを中学校入学前に少しでもいい状態にしておく。先取りできそうなら正負の数と英語は先行先行。そういうイメージです。

子供が中学生にもなれば、それ相応のお悩みも出てくるはず。思春期の子供は、大人が言うことの99%は聞いているようで聞いていないものです。
そういったお悩みを共有し、少しでも保護者の方の負担を減らすのもまた当塾の役割です。すぐには解決しない悩みが多い時期だからこそ、信頼できる伴走者は多い方がいい。

塾長のキャパに達しそうになったら受付終了となる当塾、おかげさまでご紹介などでだいぶ席が埋まります。あまり多くの生徒は受け入れられませんが、ご縁があればしっかりと伴走させていただこうと思います。

よろしくお願い致します。

指導費・諸経費

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