中学生は前期の中間テストが終了し、結果が出揃いました。
初の400点オーバーを取った生徒が出てきたり、いつも詰めが甘かった生徒が100点を取る教科が出てきたりなど、成果が少しずつ表に出てきています。
そうでなくとも、5教科で50点アップ、90点アップという生徒も珍しくありません。
一方で、不本意な結果に終わった生徒もいます。
反省すべきは反省して、次に挽回を期したいですね。勉強の量・質ともに磨き上げていく必要があるでしょう。そのために何をしなければいけないか、どう意識を高めていくべきか。
よく言うのが、「定期テストは全部できるのが基本」ということ。
学校で習ったことはもちろん、多くの学校では配付されているワークから「ほぼそのまま」or「極めて似た形の類題」が出題され、全体の大部分を占めています。正直、ワークを5周でも10周でもして完璧に頭に叩き込めば高得点は約束されています。
まあでも、それが簡単にはできないわけです。
やる気がない
スマホばかりいじってる
夜ふかしばかりで常に眠い
物理的に勉強時間を確保していない
という勉強以前のものから、インプット効率が悪い、解くのが遅い、頭を使っていないという、勉強の技術的な原因も多々。400点そこそこではまだまだ課題が山積している生徒も多いでしょう。
この課題を生徒自身に分析させると、まあ当然ですが甘いです。ぜんぜん違う、とまでは言いませんが、かなり本質的にズレていたり、しっかり原因が遡及できていなかったりなどは日常茶飯事。特に中学生はそういう部分で一歩大人に近づけるか(冷静に理知的に自己を省みる能力が向上できるか)が高校受験、そしてその後にも大きく影響してきます。
テストで点が取れるようにサポートするのが当塾の仕事のひとつですが、こういったテスト後の反省~次に向けての取り組みや意識をどう作っていくかという部分にフォーカスして鍛えていくのも大事な仕事のひとつ。一律にできないことだからこそ、個々への指導を行う形を十二分に活かしています。
生徒によっては生活習慣にも踏み込みます。状況によっては、家庭でのスマホの管理や睡眠環境を作ることなどにも口出しをせざるを得ないこともありますがご容赦を。
……ということを書いている間に、3学期制の私立はもう期末考査がスタートし始めました。高校生も今週~来週にかけて考査期間です。今の大学受験は評定が大切になる場面が増えたこともありますが、進学校の生徒は定期考査がほぼそのまま入試に向けた難易度設定になっていますから、1回1回の考査をしっかり入試対策として活用していく、それを高1の段階から意識を持って取り組む。これが重要です。
期末が終われば夏。休む間もなかなかないですが、しっかり駆け抜けていきましょう。