8月31日をもって、寺子屋はじめの夏期講習はひとまず終了。
(コロナ関連の振替分や中学生の期末テスト対策で今週いっぱいは続いている感覚だが…)
うちは予定されたカリキュラムを消化する仕組みではなく、個別にできるものを増やしていって基礎学力を積んでいくシステム。
どんどん進む生徒は今の学年の学習内容を超えていくし、勉強が苦手であれば学年を遡って学ぶべきものを学び、覚えるべきものを覚える。
だから、客観的に十分な成果を出した生徒もいれば、正直まだまだ、という生徒もいる。それは当然で、いくら時間を多く取ったとしても何年分もの遅れを取り戻すのは難しい。1ヶ月しかないのだから。
それでも、自力でやるよりは一歩でも前に、一つでも知識を多く、というスタンスで頑張るのが大事。若いうちにいかに頭を鍛えるかが非常に重要だというのは最近強く実感することで、10代に磨ける「基礎部分」というのは人生の根幹になると思うのだ。これは勉強内容そのものというよりは、知識を吸収する力、習得するために工夫する力、脳みそをぶん回す力といったあたりだろうか。そのための言語技術を鍛えていくのも一つ。
「理科・社会は覚えるだけ」という言説は5億回くらい耳にしてきたが、「覚えるだけ」で点が取れるかどうかはさておき、その「覚えるだけ」が難しい生徒はたくさんいる。
そういった課題を一つ一つクリアしていこう。自分でやったら勉強もどきにしかならないものを、少しでも実りのある時間に。勉強することで点数を伸ばす、成績を伸ばす、学力を伸ばすことはもちろん大前提として、意識を変え、うまく生き抜く力をつけていきたい。