高校受験とは(寺子屋はじめの場合)

千葉県野田市柳沢の個別学習塾「寺子屋はじめ」塾長です。

本日は高校受験について。

高校進学率は97%以上です。中学生のほぼほぼ大多数は高校に進学します。中高一貫校に通っていない場合、まず受験を経て高校に入学します。
高校は中学校と違って義務教育ではありませんから、建前でもなんでも「さらに勉強をするために、自らの意志で通う」ところなわけです。

まず、中学生にはその点を理解してもらいます。
実際のところは、大学進学にしろ、専門学校→就職、直接就職など、どういうルートを辿るにしても「高卒であること」がほぼデフォルトの社会になっているわけで、別に勉強したくもないけど仕方なくレールに乗る、という子も少なくありません。

ですが、まだ齢15やそこらで、ネガティブになる必要はないでしょう。人生これからという若さ。

これは学力の高低とある程度の相関関係はあるものの、学力が高ければ勉強が好きというわけでもなく、低いから勉強が嫌い、とは限らないのです。勉強が嫌いでも地頭の良さで成績だけはいい、という子もいますし、何かの掛け違いで学校のお勉強は今一歩だけれども向学心を強く持っている子もいます。
つまり、子どもは10人いれば10通り、100人いれば100通り、皆違うのです。今の学力、成績で一律にモチベーションを測ることは不可能。
そういった子どもたちにアプローチしていく。高校という場はたしかに学業がメインではありましょうが、それだけではない。せっかく通う以上、学業はもちろんとして、未来に資するものをそこで育んで欲しい。その上で、「仕方なく」ではなく、もっと前向きに、プラス志向で過ごして欲しいのです。

そう考えたときに、大多数の子どもにとって難儀なのは勉強面です。
進学校なら入学式の段階から大学受験に向けてハッパをかけられますし、大学受験の勉強ははっきり言ってほとんどの高校受験とは世界が違います。特に、千葉県の公立入試は、どこの高校でも同じ問題を使っていますから、あの問題で500点満点を取ったとしても、それは大学受験がなんとかなる指標にはならないと私は考えています(結果としても表れていると思います)。
元々勉強が苦手で、なんとかかんとか高校に入ったよ、という子はまた別次元の大変さがあるでしょう。今は偏差値40くらいの高校からでも大学進学するのが珍しくない時代です。推薦や総合型だって、みんな考えているほど甘くはない。ましてや一般入試は学校で無双状態でも歯が立たない、そういう世界です。

[寺子屋はじめ]という塾は、その一番難儀になるであろう勉強面を「まあなんとかやろうぜ」という感じでできるようにデザインしました。
小学生・中学生は、まず高校進学からさらにその先までを少しでもポジティブなものにする。その上で、高校の学習内容、言語系の科目についてはそれ以上先も十分に見据えた内容を、ひとりひとりに合わせて少しずつ「体に刻みつけていく」。
高校生は、直接的に勉強内容に介入しながら、生きていく上で必要になるであろう「自分でものを考える力」を養います。大学受験の指導は当たり前にしますし、それについては多少なりとも腕に覚えはあります。その過程において、大学進学後にも必須となる「意識」と知識含めた「能力」を鍛えることに注力します。

したがって、通う上で特に今の学力を気にする必要はありません。お子様が勉強に前向きでなくても構いません。
勉強面のご心配は、おそらくそのまま将来へのご心配に繋がるかと思います。
[寺子屋はじめ]は、特にそういった面で、保護者様のお悩みに寄り添い、「お任せください」という塾です。勉強については感情が勝るとみんな不幸になります。「厳しさ」の部分は塾に投げていただき、「優しさ」でお子様を包んでいただければと思います。餅は餅屋です。

高校受験指導の技術的なものはまた今後記事を書いていきます。
今回はまず根本的な思想、方針を語らせていただきました。

ご興味ありましたら一度ご相談ください。

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