長期的視野で

学習法には、唯一絶対に正しい方法というのはないと思うが、「明らかにこれはやらない方がいい」というのはいくつもある。

入塾してくれた生徒がそういう「やらない方がいい」学習法だった場合、それを少しずつ直していく。

ポイントは少しずつ

成績がかんばしくない状態で入塾した生徒の場合、まあ大体見ていて「まずいな……」と思うくらいまずいことが多い。誤答だったものを消しゴムで消す、バツをつけずに赤で正しい答えを書いて終わり(選択肢の問題で「イ」だけ書いて中身を確認せず、というのは珍しくない)、読める字で書いていない(書いている当人も自分で読めていない)、計算過程が書かれていない、テキトーなところで筆算しててどの問題の計算なのか不明、などなど。

そういう「伸びないだろうな」という要因を一つ一つ直していくのだが、生徒自身、それが習慣化していて、日常的な所作、つまりは習慣になっていることが往々にしてある。性格的に、修正を受け入れやすいタイプか、反発するタイプか(我が強いか)などもある、

そうした時に、いきなり全てを直していくのは難しい。生徒自身も混乱するし、性格的に反発するタイプの生徒だと意固地になって逆効果、ということもありうる。

一旦は、いかにまずかろうと、その生徒のやり方を従容と受け容れる。そして少しずつ直していく。習慣化というのは手強いもので、いかにまずい方法であろうと、一度身に付いたら簡単には取り除くことはできない。もちろん個人差はあるが……。

これにはそれなりの時間がかかる。なるべく早いうちから来てほしいというのはここから来ている。これまで20年近く指導してきていて、直すところのない小学生には出会ったことがないくらいだから、誰しもなにかしら改善してほしい点があるのである。これは東葛飾高校に進学した教え子もそうだし、東大・京大に進学した教え子もそうである。

5年がかりでそういうのを克服していった教え子は、今や大学で他の学生の手本になるような文章を書けるようになっている。高3の時でもそういう実力はまだまだだったから、大学受験を終えても成長し続けているわけだ。

本来はそうありたいもので、そうなるように根っこから鍛えていく、そういう感じでやってます。

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